令和6年第3回見附市議会定例会が開催された。多くの議案が付託され、様々な問題が討議されている。特に注目されるのは見附市国民健康保険事業特別会計補正予算に関する議論だ。
馬場哲二議員は反対の立場で発言し、国庫支出金260万円の使途について懸念を示した。彼は、マイナンバーカードへの健康保険証のひもづけに、多額の税金が投入されることを問題視した。さらに、このシステム改修にかかわる赤字が発生しており、他に使うべき資金が浪費されることに疑問を呈した。彼は、国民が望む給食費の無償化などの施策にリソースを向けるべきだと強調した。
同議会では、健康保険証の廃止に関する意見書の提出についても討議された。徳永英明議員は、マイナンバーカードの導入に関する混乱を指摘し、現行の健康保険証の廃止が早急すぎるのではないかとの意見を述べた。市民の不安を取り除くために、廃止延期の必要性を訴える意見書の提出が求められている。
議案に対する賛否が分かれる中で、見附市議会は市民にとって重要な助成策や法律改正に議論を続けている様子が伺えた。特に、予算に関する議案の採決は重要で、市民生活に直結するため、その議論の内容や結果は注目されている。
最後に、工事請負契約の締結議案についても審議され、名木野小学校に関わる複数の契約が承認された。これにより、施設や教育環境の向上が期待される。議会は、今後も市民の意見を基にした施策を進めていく意向を示している。