令和元年12月13日、燕市議会は定例会を開催し、一般質問を実施した。
市長の鈴木 力氏は、地域医療構想に関する検討状況を説明し、県央基幹病院の役割の重要性を強調した。また、県立吉田病院の今後についても触れ、「県立病院としての機能を強く要望してまいりたい」と述べた。
116号バイパス事業化に向け、市長は「国土交通省への要望を重視し、国の支援を求め続けている」と述べ、陳情活動の背景を説明した。市長は、この事業が地域活性化につながることを期待している。
水道塔の外壁の落下事故に関しては、市職員の車が被害に遭ったことが報告され、「損害賠償は補償された」との説明があった。また、損害賠償がされていることは評価されており、今後の安全対策の強化が求められた。
一方、小中学生におけるスマートフォンやSNSの利用状況については、教育委員会から詳細が報告された。小学生のスマートフォン所持率は54%であり、教育委員会は有効な指導法を模索している。児童生徒みずからが事故やトラブルに巻き込まれないために、十分な教育が必要であることを意識している。
学校体育館の開放に関しては、使用料の改定に理解を示しつつ、利用者からの意見を重視する姿勢が強調された。議員からは、公共施設の持続可能性が、このようなコミュニティでの協力にかかっているとの意見もあった。
最後に、委員会では小中川コミュニティグラウンドの利用についても議論され、地元利用団体との丁寧な協議が求められた。市の方針としては、利用団体の声を聞き入れながら対応を進めて行くとのことが確認された。