12月15日、令和4年第4回燕市議会定例会が開催され、複数の重要な事項が議論された。
中心となったのは新型コロナワクチン接種についての質問であった。稲村隆行議員は、市が接種に関する情報収集やそのリスクについて十分に把握しているかを問い、接種後の健康被害のリスクについても議論した。市長の鈴木力氏は、情報収集に関して厚生労働省の資料を基に行っていることを強調した。健康福祉部の本間修君は、新型コロナウイルスワクチンの接種事業が法令に基づくものであり、市の意思で中止することはできないと述べ、市の対応策を説明した。
さらに、燕市ゼロカーボンシティ宣言に関する取り組みも議論された。渡邉雄三君は2050年までの具体的な施策について質問し、市民との協働の重要性を強調した。市民生活部の前山正則君は、ゼロカーボン社会に向けた具体的な取組に関する計画を説明し、今後の方向性に期待を寄せた。
また、通学路の安全対策については、教育委員会の鈴木華奈子君が報告を行い、地域の協力による登下校時の見守り体制の強化が求められた。近年、登下校中の交通事故が発生しており、学校と地域が協力した取り組みが急務であることが指摘された。また、商店街の歩道整備についても実施の必要性が議論され、国の交付金の活用も提案された。
さらに、紙おむつ支給事業についても取り上げられた。健康福祉部長の原田幸治君は、要介護者を対象とした現行制度の利用状況を報告した。要支援者に対するサービスの拡大の必要性が認識され、今後の見直しについても言及された。タナカ氏は、ふるさと納税の活用により福祉事業を支援する必要があると提案し、市長は前向きな姿勢を示した。