今月、燕市議会にて「ビジョンよしだ」の改修計画が再度議論され、議員からは老朽化の進行状況について厳しい指摘がなされた。議会では、市長の鈴木力氏が改修工事にかかる費用が約15億円に達することを明かし、利用者の安全を最優先にした計画であると強調した。市長は、施設の老朽化が進んでいるため、早急に改修する必要があると述べた。 親子連れが利用する様子を観察した議員は、公共施設としてのバリアフリー化が進むべきと主張し、燕図書館の階段に関しても手すりの高さが問題であると指摘。これに対し市長は、吉田図書館の改修に合わせて早急に解決すると約束した。
次に、実施されるワーク・ライフ・バランス推進の一環として、建設現場での快適トイレの必要性も議論された。国土交通省ならびに県内の数市で導入が進む快適トイレについて、導入状況についての詳細報告があった。市民生活部長は、男女ともに快適に利用できるトイレが整備されることが、女性の働きやすさ向上に寄与することを述べた。 さらに、道の駅国上の集客に関する議論も行われ、これまでの取り組み和食文化の振興を含む具体的なアイデアが求められた。スポーツ施設や飲食店などの連携強化も提案され、現地の環境を大いに活かす観光戦略が重要視されている。 専門家からの評価に基づく集客のための調査研究が進められている中、指定管理者との連携を深める必要性についても議論があった。
最後に、ふるさと納税の取り組みが確認された。燕市では、ふるさと納税が前年から大幅に増加しており、その使途としても透明性を求める声が高まっている。市長は、今後も寄附を集める内容を具体的に示し、市民の関与を通じて信頼を深めたいと述べた。議会では、今後の計画を明示することが求められており、次年度からの新たな取り組みが期待される。