6月の定例会で、燕市議会において通学路の安全確保に関する質疑が行われた。
小林 秋光議員は通学路の安全対策に関して、通学路の事故を防ぐための取り組みを強調。
「全国で痛ましい事故が多発している」とし、安全対策の必要性を訴えた。
特に、国土交通省や文部科学省が連携した合同点検が有効であることに触れた。これまで行われた点検結果に基づく補修・修繕作業の進捗状況についても問われ、教育委員会からは「令和5年度末を目指し、78箇所の改良を進めている」との回答があった。
続いて、自転車損害賠償責任保険の加入義務についての質疑も行われた。加入率は学校によって異なるが、教育委員会は「全体の把握はしていないが、積極的に保護者に周知している」と述べた。
さらに、ヘルメット着用の指導状況についても触れられ、「登下校時にはヘルメットを必ず着用するルールを設けている」との答弁があった。加えて、通学路上に存在する危険な空き家に関しても定期的に情報収集が行われていることが確認された。
また、安全対策として通学路に設置された防犯カメラについても言及され、地域の見守り活動と連携しつつ、防犯対策が強化されていることも明らかになった。
市長は「全体的に安全対策は進めているが、さらなる改善は必要だ」との認識を示し、今後もより一層の努力が求められている。日々の生活における安全を確保するため、議員たちのさらなる質問と市の取り組みが期待される。