令和元年6月20日に開催された燕市議会定例会では、市長のふれあいトークや就学援助制度、不登校児童生徒への対応、若者・中高年のひきこもり問題に関する議論が行われた。
市長のふれあいトークの時間設定と周知の取り組みに関しては、昨年からまちづくり協議会との共催によって参加者数が増加したことが確認された。共催することにより、地域住民の意見が活発に出たとの報告があり、これは市民の関心を高める一因になったと考えられている。
また、教育長は燕市の教育現状について、特に不登校児童生徒に対する支援の重要性を強調した。不登校が長期化することによる問題を未然に防ぐため、教育委員会と学校、保護者が連携して取り組むことの必要性が再確認された。実際、燕市では不登校児童生徒数が過去数年間でわずかに増加傾向にあり、その原因の分析と対策が急務であるとされている。
さらに、ひきこもり問題についても教育長は重視し、特に若い世代から中高年層へと広がる問題として捉えている。特に8050問題は深刻で、親が高齢者の中でひきこもりの子供を支える現象が顕在化しており、支援の強化が求められている。
島崎川の水質については市民からの苦情が減少しているものの、今後の護岸工事と水質改善への期待が示され、引き続き市は県、国と密接に連携し、環境改善に向けた努力を続ける意向が表明された。