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燕市議会、ツバメの保護や就学援助拡充を議論

燕市議会の定例会でツバメの飛来減少、就学援助拡充など重要な課題が議論された。市民の意見に耳を傾けた施策が求められる。
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令和3年12月13日、燕市議会の定例会にて、議員による一般質問が行われた。市の鳥であるツバメの飛来数が減少している現状について、長井由喜雄議員が取り上げ、飛来拡大に向けた具体的な施策の必要性を訴えた。

長井議員は、ツバメの個体数が1990年代と比べて減少していることを指摘し、環境省の調査結果を示した。現燕市は、「ツバメ」という特定の鳥の名を冠した唯一の市であり、地域のアイデンティティにも関わっている。議員は、この特性を生かし、ツバメの飛来を促進するための施策を市として検討することを求めた。しかし、市民生活部長の前山正則氏は、現在特別な保護策は考えていないとした。

次に、就学援助の拡充に関する質問が行われ、国が示す14品目のうち、燕市では適用されていない項目について教育次長の太田和行氏が説明した。特に、オンライン学習通信費が対象外である事例が挙げられ、現在の厳しい財政状況と共に、今後の検討を進めていく旨が示された。

また、長井議員は、川と市民の共生のための取組についても触れた。特に大河津分水通水100周年事業には、市民の安全を確保するための防災対策として、生きた水との接し方を市がどう教えていくかが問われた。市長の鈴木力君は、教育と地域連携の重要性を強調し、市民が川と触れ合う機会の提供についても前向きな姿勢を示した。

議員の質問を受け、市としては市民の声を踏まえた柔軟な対応の必要性が改めて浮き彫りとなった。引き続き、議会としても議論を深め、地域と共に発展していく方策を模索していくことが期待されている。

議会開催日
議会名令和3年12月燕市議会定例会
議事録
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