令和4年第1回燕市議会定例会が3月4日、燕市の議場で開催された。
本会議では、まず議案第21号の訂正に関する審議が行われた。この議案は、土地売却の相手方を和平フレイズ株式会社に変更するもので、市長の鈴木力氏がその経緯を説明した。鈴木市長は「売却先の変更は協議の結果であり、地域振興を図るために重要な案件である」と強調した。議会はこの訂正を異議なく承認した。
次に行われた一般質問では、主に子育て支援や新型コロナウイルス対策がテーマに挙がった。特に、全天候型子ども遊戯施設の整備に期待を寄せる声が多かった。議員からは、「この施設は子育て世代のニーズに応え、子どもたちが安心して遊べる場所となるだろう」との意見が相次いだ。市長は「施設整備は進捗しており、令和６年度中のオープンを目指す」と述べ、引き続き市民の意見を反映させた整備を進める方針を示した。
また、ワクチン接種や健康診断、生活支援サービスについても言及された。市は、ワクチンの接種状況を踏まえた上で、感染症対策を強化していく意向であり、尼崎市においては、オンライン受付の拡充を進める方針も述べられた。
こうした施策が実を結ぶことで、子育て世代が安心して住み続けられる地域づくりが推進されることを市は目指している。議会では、ほかにも自宅療養や経済支援に関する質問が出され、市の方針や対応策について市長や部長が回答した。
最後に市統括からは、下水道整備と合併処理施設の転換問題についても説明があり、燕市の環境整備に向けた施策が着実に進行していることが伝えられた。市民に寄り添った施策を推進し、さらなる寄与を目指す姿勢が強調された。