令和2年第3回燕市議会定例会が9月24日に開催された。
主要な議題には、2021年度予算、特別職員の給与改正、教育長の任命が含まれている。
特に決算の認定については、議案案が提案された。
決算審査特別委員長の堀勝重氏が報告を行い、認定第1号と第3号の認定に反対意見があったものの、多数決で認定された。
この後、他の認定案件は一括で採決され、異議無く可決された。
また、議案第37号から第44号までの一括審議が行われ、特に燕市税条例と国民健康保険税条例の改正が承認された。
その中で、議案第39号から年収590万円未満の家庭に対して39万6千円の支援金支給が行われることが強調された。
大原伊一氏は、「授業料のみに限定されている制度では負担軽減に限界がある」と述べ、保護者の経済的負担も指摘した。
さらに、議案第45号の特別職の職員の給与改正については、鈴木力市長が、「教育長の辞任に伴い、信頼回復のために給料を30%減額する」と提案した。
この提案は、一致して可決される運びとなった。
最後に、教育長の任命についての議案が提出され、山田公一氏が次期教育長に任命された。
議員たちは全国的なコロナの影響に触れ、「地方財政の悪化が深刻である」との声も聞かれた。
本定例会では請願第3号が採択され、私立高校生の学びの保障を求める意見書が承認された。
一方、請願第4号は不採択となったが、審議では反対意見が多かったことが明らかになった。
このような議論がなされる中、会議は円滑に進行し、全議題が無事に終了した。