令和元年9月11日、燕市議会は第3回定例会を開催した。小林由明議員の一般質問では、地域の安全対策や水道の塔の価値についての意見が相次いだ。特に、朝日大橋の防護柵についての懸念が強調された。小林議員は、「子供が転落するリスクが高い」と指摘した。これに対し、市長の鈴木力氏は「危険行動に関し、注意喚起を行う」と回答した。
また、水道の塔について、小林議員は維持管理の重要性を訴えた。鈴木市長は、老朽化した水道の塔を文化財として位置付け、教育現場での使用を重視していると述べた。しかし、外壁の剥落問題には依然として危険が伴うという認識を示した。
次に、田澤信行議員は県道燕分水線の安全対策について語った。県道の一部区間での交通事故の危険性が高まる中、整備が待たれる状況である。市長は「交通安全対策に協力を行う」と述べ、さらなる信号機設置の要望にも言及した。
最後に、長井由喜雄議員は、障がい者施策について指摘した。市内の障がい者用施設の減免政策や、トイレのバリアフリー化の遅れを問題視した。市長は「今後の方向性を検討する」と応じ、障がい者施策を進める意向を示したが、改善が求められる状況であることも明らかになった。