令和4年6月24日に行われた胎内市議会定例会では、学校教育、保育施設の配置、ホースセラピーの活用が主な議題に挙げられた。
特に学校教育に関して、渡辺 栄六議員は支援を必要とする児童に対する教員配置について質問を投げかけた。教育長の中澤 毅氏は、支援が必要な児童数118人に対し、特別支援学級18学級が配置されていると答えた。各小学校の児童と学級の配置状況が示されたが、渡辺議員は、黒川小学校の児童の保護者から、特別支援学級の級外教員が減少し、担任教員への負担が増えていることを懸念する声があったと説明した。これに対し教育長は、県の教育委員会の判断について言及し、必要な支援の確保に努める姿勢を示した。
また、渡辺議員はホースセラピーの活用についても言及し、障がい者や不登校の子どもたちへの支援の可能性に期待を寄せた。市長の井畑 明彦氏は、地域の障がい者支援施設との連携を強調し、馬とのふれあいを通じた精神的なケアを推進する意義を述べた。
保育施設の適正配置についても質問があり、井畑市長は、少子化問題に鑑みた今後の方向性について報告した。市内の公立保育園と認定こども園の定員に対する在園児数の減少についても危機感を表明した。
今後の議題として、教育方針や地域の特性を活かした新たな取り組みの重要性が指摘され、実行に移すための具体的な計画が求められた。特に、保育環境の充実や子どもたちにとって刺激的な教育の推進に向けた構想が議論された。