令和6年3月15日、阿賀町議会では定例会が開催され、令和6年度一般会計予算等の重要議案が可決された。
議事日程には、予算案に加え、教育委員会の職員任命に関する議案や委員会発議の意見書についても含まれていた。特に、一般会計予算は全議員からの支持を受けて可決されたことが強調された。
神田一秋町長は、予算の内容が地域振興に寄与することを再確認した上で、議会全体の協力に感謝の意を示した。特に、今年6月に開催予定の「つがわ狐の嫁入り行列」への協力を呼びかけ、町全体の観光振興を期待した。
多くの予算案が一括して審議され、関連のある議案がまとめて審査された。予算審査特別委員会の長谷川眞委員長は、審査の経過を報告し、関連議案のすべてが原案通り可決されるという結果を示した。
また、人事関連の重要議案として、教育委員会の教育長及び委員の任命も行われた。神田町長は、教育長の遠藤佐氏が引き続きその職務を担うことへの同意を求め、教育行政の更なる向上に向けての期待を述べた。
地域の高齢者問題にも触れ、物価上昇の影響を受ける中で、特に年金制度の改善を求める意見書が提出された。入倉政盛議員は、若者も安心できるよう老齢基礎年金の支給額を見直す必要があるとの見解を示し、議会の支持を訴えた。これに対する質疑も活発に行われ、年金制度改革に向けた議論が続くことが期待されている。
拉致問題についても意見書が提案され、全議員が一致してその重要性を認識していることが議論された。拡大する公共の課題に対して、町が一丸となって声を上げる意義が再確認された。