令和6年6月阿賀町議会の定例会が開催され、さまざまな議案が審議されました。
最初に、議案第52号である阿賀町一般会計補正予算について、神田一秋町長が詳細を説明しました。今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ3億5,160万円の追加を含むもので、総額は142億9,630万円になる予定です。特に、物価高騰対策として、500円の割引券を全世帯に配布する計画が話題になり、町民からの高い期待が寄せられました。町長は、昨年度に続いて実施するこの施策により、生活支援を図る意向を表明しました。
次に、議案第53号の国民健康保険特別会計補正予算についての説明がありました。神田町長は、特別会計の歳入歳出がそれぞれ190万円追加されるとし、補正の必要性を強調しました。この予算は、マイナンバーカードと健康保険証の一体化に向けたシステム改修費用に充てられる予定です。
また、議案第54号の後期高齢者医療特別会計補正予算についても説明があり、歳入歳出を560万円追加することが決定され、財源として一般会計からの繰入金が用いられます。次に、介護保険特別会計については、職員異動に伴う補正として486万円の減額が見込まれています。
さらに、議案第56号から第58号まで、スキー場事業や水道、下水道事業における予算補正が可決されました。特にスキー場事業では、スタッフの人件費や運営に関連する予算が増額されました。
また、二つの建設工事契約の変更についても審議が行われ、労務単価の上昇に伴う変更が提案されました。これにより、請負契約の金額がそれぞれ増額することが決定されました。
さらに、地域福祉バスの新車購入に関する議案も審議され、入札で落札された金額が適正であると確認され、可決となりました。