令和6年5月27日、阿賀町議会は定例会を開催し、議事日程に沿った議論が行われた。議案のうち、令和5年度の一般会計補正予算は承認された。
神田一秋町長は、補正予算の必要性について説明し、予算の追加額は歳入歳出共に145億1,072万円であると述べた。この補正は、地方譲与税や特別交付税の確定に伴う運用によるもので、経費の不足を補う目的である。
この補正予算の中には、除排雪経費に関する支出が5,500万円計上されている。これにより、3月の降雪による費用が賄われることとなる。町の議員からは、この予算が必要だと認識されており、特に雪による影響が大きい地域では、高く支持されているようである。
さらに、後期高齢者医療特別会計補正予算についても承認を求める提案が行われた。具体的には、収入が予想を上回ったため、予算の組替えを行うと説明された。この承認がなされれば、町の医療体制がより安定することが見込まれる。
また、阿賀町の税条例の一部改正についても報告された。これは、職権により減免を可能とする新たな規定が追加され、町民の税負担の軽減に寄与するものである。これにより、特に経済的に困難な状況の町民の救済が期待されている。
これらの議案は、議論の結果、いずれも賛成多数で可決された。町の財政状況を見据えた議会の決定は、町民の生活と直結しているため、その影響は今後も注視される必要がある。