令和6年6月7日、胎内市議会の第2回定例会が開かれた。
会議は午前10時に始まり、出席議員14名の合意により、会議は成立した。議事日程として、会議録署名議員の指名や会期の決定、さらには様々な議案の提出が行われた。
特に重要な議案として、承認第2号、承認第3号、および承認第4号の専決処分の承認を求める案件が挙げられた。これらは、税条例や国民健康保険税条例の改正、さらには令和6年度の一般会計補正予算に関するものである。
井畑明彦市長は、専決処分の承認を求めるに際して、地域振興策や市の福祉に貢献する内容を強調し、特に、「胸部補整具や医療用ウィッグの助成を行うことで、市民の健康を守っていきたい」と述べた。
また、議第37号から議第44号までの議案についても審議が進められた。この中には、一般会計の補正予算が複数含まれており、特に国民健康保険事業や介護保険事業に関する予算の拡大が求められている。議員からは、「市民の福祉向上に寄与するものであり、重要な策である」との声も聞かれた。
加えて、議論の中で確認されたのは、学校におけるスクールサポートスタッフの配置である。中澤教育長は、教育現場での教員の負担軽減を目的とし、事務サポートに従事するスタッフの導入を計画していることを明らかにした。こうした取り組みも市の教育環境充実に寄与するものであり、関心を集めている。
この他にも、自主防災組織に特化した施策や、災害時の対応力を高めるための資源確保についても言及され、地域防災力向上の意欲が表明された。
最後に、会議は質疑応答を経て、提案された案件が次々に承認される流れとなり、採決の結果、全ての議案が可決した。次回の本会議は、6月20日午前10時からの予定であり、一般質問が行われる。