令和2年9月18日、胎内市の定例議会が開催され、議員による一般質問が行われた。
この中で、森田幸衛議員は長池公園と直売所リップルに関する問題を提起した。長池の美容を求める声があり、池の活性化を図るために河床掘削を推奨した。「こんにち、長池のハスは過密状態であるが、整備をすることによって観光資源として活用できる」と強調した。
議員は、さらにキャンプ場の利便性を向上させるため、炊事場近くに駐車スペースの整備を提案した。現在の利用状況を考慮し、観光PRにもつなげたい考えを示した。市長の井畑明彦氏は、これらの提案について前向きに検討する意向を示している。
また、学校給食における地元産食材の使用状況も議論の中心にあった。中澤教育長は、「令和元年度における地元産食品の使用割合は23%で、今後30%を目標にしている」と述べた。地場産の食材を活用することは地域活性化に貢献するとの認識が共有された。
次に、豪雨災害対策についても重要な質問がなされた。渡辺栄六議員は、過去の豪雨によって浸水した地区の具体的な対策を求め、市の危険箇所を洗い出し、優先的な対応を図るよう求めた。井畑市長は、「河川の堆積物掘削や集水マスの整備を進める計画がある」と述べた。
さらに、渡辺議員は当然のことながら、星の宮町のような特定地域での迅速な対応を求める流れや、河川整備の進行状況について詳しく説明を求めた。市長は、「優先順位を守りつつ、必要な対策を講じていく」との方針を示した。
近年の気候変動による異常気象が、さらなる災害の危険を生じさせていることを真剣に受け止め、全市を挙げての安全対策が重要であることが確認された。このように、会議では多様な視点からの意見が交わされ、地域住民の安心・安全を確保するための議論が行われた。