令和3年6月11日、胎内市で第2回定例会が開催され、各議案が審議された。
議事では、令和3年度一般会計補正予算(第3号、第4号)など、合計11件の提案が議論された。
市長の井畑明彦氏は新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民生活の改善に向け、多岐にわたる施策を報告した。特に、ワクチン接種に関する取り組みについて具体的な数値を挙げ、医療体制の強化にも言及した。
「ワクチン接種は順調に進んでおり、65歳以上の87%が接種予定である」と述べ、今後の調整や対応策についても言及した。
また、厚生環境常任委員会からの報告では、共生型福祉施設「まち・らぼ」の視察についての内容が詳細に説明された。渡辺秀敏議員は「高齢者と障がい者が共に生活できる環境は、地域福祉の向上に貢献する」と強調した。
さらに、農林水産課からも、今年の大雪により被害を受けたビニールハウスの件で、46.3%が自己負担になることに懸念を示した。市では約7,000万円の被害を見込んでいるが、全ての農業者が支援を受けられるわけではないため、さらなる対策が求められる状況である。
一方で、柱や床の改修に関して、丸山孝博議員は「小中学校等も含めて、今後のコロナ時代の中でさらなる投資が必要だ」と発言し、教育環境の整備について議論が行われた。