令和2年第4回胎内市議会定例会が12月22日に開催された。 議会では、重要な補正予算や条例改正が一括して審議された。
今回の会議で審議された中で注目されたのは、令和2年度胎内市一般会計補正予算(第13号)と介護保険事業特別会計補正予算(第3号)である。
市長の井畑明彦氏は、一般会計補正予算について、「民生費や児童福祉総務費において新型コロナウイルス感染症対策としての給付金支給のための増額を行う」と説明した。
この補正予算で、予算の総額は205億869万円となる。
次に、議第89号では黒川診療所運営事業特別会計の補正が行われ、113万円が追加され、総額6103万円になる。
渡辺秀敏厚生環境常任委員長は、「新型コロナウイルス感染対策のため、換気機能付きエアコンの購入経費を盛り込んでいる」と語った。
また、議第100号で改正された樽ケ橋遊園条例は、多くの市民に利用してもらうために入園料を見直すものである。新たに年間パスポート券を導入し、入園料について市内在住者への優遇措置が設けられる。この条例に対する賛否は分かれ、羽田野孝子議員は、「入園料の差別化は観光施設として問題がある」との反対意見を表明した。
一方、坂上清一議員は、「市民の負担を軽減するための妥当な措置」と賛成の立場を示した。
さらに、全会一致で採択された発議第10号は、新型コロナウイルス感染症対策の強化を求める意見書に関連しており、皆で協力して生徒間の距離を確保し、少人数学級の実現に向けた取り組みを促すものであった。丸山孝博議員などの賛成討論が響いたが、森本将司議員は、「現実的ではないため35人学級に留めるべき」と反対討論を行った。意見書は否決された。
さらに、米価下落対策に関する意見書も制議され、これに関しても意見が分かれた。