令和2年3月10日に開催された第1回胎内市議会定例会では、男女共同参画プランの進捗と防災対策について、議員から活発な意見が交わされた。
最初に、羽田野孝子議員は、第3次胎内市男女共同参画プラン21案について質疑を行った。特に、日本の「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数」が低迷していることを取り上げ、政治と経済の改善が求められていると指摘した。彼女は「経済的格差の改善についてどう考えますか」と質問し、井畑明彦市長は、男女の意見がバランスよく反映されるよう、行政としての取り組み続けていくと回答した。
次に、坂上隆夫議員から防災対策に関する質問があり、特に河川の整備計画について問われた。井畑市長は、地元との協議を進めつつ、老朽化した施設の改修計画に目を向けていると述べた。また、河川における土砂の堆積状況についても言及し、今後の取り組みとして、対策を速やかに行う必要性を強調した。
さらに、観光振興に関する質問も多く寄せられた。坂上清一議員は、防犯カメラの設置促進や、地域住民の安全意識向上について意見を述べ、防犯活動を強化すべきとの旨を示した。これに対し、井畑市長は、地域住民との連携を重視しつつ、さらなる施策を展開する意欲を示した。
市の未来を見据えた様々な意見が交わされた今回の定例会では、男女共同参画、災害対策、観光振興など多岐にわたる課題が浮き彫りになり、今後の具体的な施策展開が期待される。