令和5年6月27日に開催された第2回胎内市議会定例会において、複数の議案が一括して審議された。
まず、議第41号の令和5年度一般会計補正予算(第3号)については、歳入歳出にそれぞれ2億2900万円を追加し、総額185億8363万8000円とする内容が可決された。歳出の内訳には、災害復旧費や新たな公用施設管理体制の構築に関する経費が挙げられた。
次に、議第42号の介護保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出に1,936万4,000円の追加を求めるものであり、同様に議第43号の簡易水道事業会計補正予算(第1号)も可決された。これらの内容は市民生活の支援を目的としたものである。
また、議第44号では、設住宅条例の一部改正が提案され、市内にある入居者がいない住宅の用途を廃止し、老朽化を進めた住宅の整理を図ることが決議された。これによって、より安全で快適な住まいの提供が期待されている。
議第45号の公の施設に係る指定管理者の指定についても採決され、特にクアハウスたいないの管理について、これまでの管理者からNPO法人スポーツクラブたいないへと委譲することが承認された。
このほか、最低賃金の引上げを求める請願書が提案され、この地域における最低賃金が890円であり、都市部との格差是正を訴えた。羽田野孝子議員がこの請願の趣旨を説明し、最低賃金の全国一律制度の導入が求められた。
さらに、議員派遣の件に関する議題があり、必要な際には特命的な調査活動を行う議員を派遣することが確認された。