令和2年9月3日、胎内市議会の定例会(第3回)が開会した。
市議会では、会議録署名議員の選出が行われ、桐生清太郎議員、渡辺宏行議員の2名に指名された。次いで、議会運営委員長の丸山孝博氏が、今定例会の会期を30日間とすることを提案し、異議なく決定された。その後、各種報告が行われた。
重要な議題として、令和2年度の補正予算案の審議が行われ、議第64号から議第83号について一括で提案された。市長の井畑明彦氏は、補正予算の必要性を強調し、新型コロナウイルスの影響による経済支援や感染防止対策が求められているとの認識を示した。特に、教育機関へのマスク配布や除菌対策、公共施設の改修を含む費用が680万円に上ること、そしてこれらが市民の健康維持に寄与することを述べた。
さらに、特に検討が進められているのは「胎内市立小中学校の適正規模等に関する検討委員会」の設置である。議長の薄田智氏はこの委員会の設置に対して広く意見を集めることが今後の課題であると語った。教育長の中沢毅氏は、委員会の設置が学校環境の整備や今後の教育施策に貢献するとの期待を寄せた。
なお、同日中に新型コロナウイルスに関連する質疑も行われ、感染者が確認されたことを受けて井畑市長が、感染防止対策の強化策について説明した。市民への情報提供や注意喚起の必要性を強調し、今後も地域の協力を得ながら感染拡大防止に努める考えを示した。
全体として、会議はスムーズに進行し、各議案は次回の会議に付託された。今後の質疑・審議においても、市民の安全や市の発展に向けた土台作りが進むことが期待される。