令和3年12月15日、小千谷市議会第4回定例会では、市政に関する一般質問が行われた。
住安康一議員は、ヘルプマーク・ヘルプカードの普及促進について言及した。彼は市内での周知が不足しており、関係団体や病院と連携して普及に努めるべきだと主張した。市長の大塚昇一氏は、すでに公共施設にポスターを掲示し、チラシを配布していると答えたが、さらなる取り組みが必要と強調した。
次に、田中淳議員は今後のエネルギー政策について質問した。市長は2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す方針を示し、具体的な施策の策定を進めていると説明した。また新型肺炎感染症による医療体制の見直しや、除雪体制についても議論が交わされた。
新型肺炎感染症に対しては、ワクチンの追加接種の重要性が語られ、多くの接種者の不安への配慮が求められた。市長は、引き続き市民に必要な情報を提供するとともに、地域の医療機関との連携を強化する意向を示した。
廃棄物処理についての議論では、リサイクル率を向上させる取り組みとして、市内の大型小売店との連携などが挙げられた。市長は、現行のごみ処理体制の見直しについて慎重な姿勢を示しつつ、環境保護への意識を高める重要性を認識していた。
最後に、伝統芸能後継者育成に関しても方針が示され、後継者不足問題が解決されるよう努める姿勢が確認された。若者に魅力を感じさせるための具体的な施策が求められる中で、文化振興に向けた支援が重要であると強調された。