令和5年12月25日、小千谷市で行われた市議会第4回定例会で、様々な議題が審議された。
目玉の一つが、健康保険証の存続求める請願訴訟であった。市議会では、健康保険証をシステムから廃止する動きに反対する声が上がり、賛成討論が相次いだ。孫引きながら、複数の議員が「国民の混乱を招く」と懸念を示した。
駒井和彦議員は、実際の病院で発生したトラブルを例に挙げ、健康保険証を無くした場合の問題を指摘。長谷川有理議員も「新しいシステムは多数の国民に混乱をもたらしてはいけない」とこの意見に同調した。反対意見も一部あったものの、請願に対して否定的意見は少数で、最終的には不採択となった。
他にも、令和5年度一般会計補正予算(第5号)が満場一致で可決され、教育費や福祉関連の予算拡大が認められた。
さらに、農業被害に関する意見書が提出され、今年の猛暑や水不足の影響で厳しい経済環境に直面している農業者を支援するため、早急な対策を政府に求める内容が含まれていた。農協からの報告などを受け、議員たちはこの意見書の重要性を強調し、多数の賛成意見が寄せられた。同意件についても、国際的な食料不足問題が背景にあり、日本国内の農業基盤を守る必要性が議論された。
今回の定例会では、議員たちの意見や要望が市政に大きく影響を与え、市民生活の向上に向けた取り組みが強調されていた。議会は、今後も地域に密着した政策を進める姿勢を保っていく意向を示している。