令和6年の見附市議会定例会が開催された。主要な議題として、令和6年度の一般会計予算が議論された。
この予算には、地域の特有のニーズに応じた多様な施策が盛り込まれている。
特に、教育や子育て施策に力を入れる方針が表明され、子ども・子育てどまんなか条例の制定がその一環とされている。
また、国民健康保険や介護保険、後期高齢者医療の予算が並び、特別会計の充実も目指すものとされている。
市長の稲田亮氏は、会議での説明を通じて、これらの予算が市民の生活の質向上に寄与することを強調した。
一方で、請願第1号「最低賃金法の改正と中小企業支援策の拡充を求める意見書」は、賛否の意見が分かれた。エラヒ美砂子議員は、地域の労働力不足を踏まえ、全国一律の最低賃金改定には慎重であるべきと訴えた。
対する小坂井哲夫議員は、物価高騰の影響を受け、最低賃金の引上げが地域経済に必要であると述べた。最終的に、この請願は不採択となった。
また、教育長の任命についても取り上げられ、渡邊茂夫氏の再任が決まる。彼は、少子化の進行に伴う教育課題への対応の重要性を訴え、引き続きの尽力を誓った。
さらに、見附市議会のオンライン化を図るための条例改正も承認された。これにより、議会運営の効率化が期待されている。
取組の進展は、今後の議会活動に大きく貢献する見込みである。
議会は、本日の議題を全て終了し、次回に向けた期待感を残しつつ閉会した。