令和4年6月21日に行われた小千谷市議会第2回定例会では、複数の重要課題が取り上げられた。市長や議員からは、特に教育と環境問題に関する意見や提案が目立った。特に「人材育成リーダー養成事業」や「西脇順三郎賞」に関連する質問が多かった。
山田が質問した人材育成リーダー養成事業は、地域づくりを進めるために重要であると強調された。平沢智市議は「地域のリーダーを育てることが大切だ」と述べ、事業内容や参加者の範囲、実施時期について詳細な質問を行った。教育長は、事業は今年度に実施され、コロナ禍の影響を考慮しながら計画していると答えた。
また、西脇順三郎賞の導入も話題となった。この賞は地域の文化振興に寄与するもので、実行委員会の体制や詩集部門と詩篇部門を設けた理由についても議論が交わされた。実行委員会の人選や、学校との連携も重要なポイントであるとして、教育長から具体的な取り組みが説明された。
さらに、駒井和彦市議が取り上げたゴミの不法投棄問題も重要な議題となった。市長は、「ポイ捨て撲滅には市民のモラルが重要」とし、監視カメラの設置については慎重な姿勢を示した。
公園整備や観光振興についても質問があり、地域イベントの再開については消極的な動きが懸念される中、祭りの開催が決定されるなどの明るいニュースもあった。大矢弘光市議は、こうした行事が地域経済に与える影響を指摘し、振興策の強化を求めた。
次に、物価高騰に関する議論も行われ、市長は「国の支援を見据え、迅速に対応する」と答えた。特に、農業者への支援を求める声が多かった。税金の使い道として生活者支援や補助金の供給を考慮する必要性を声高に主張する議員もいた。
教育DXについても言及され、上村行雄市議は新しい教育環境の整備について質問を重ね、現場の教員に負担がかからないような施策を求めた。教育長は、公共施設と学校の連携を強調し、今後の改善策を模索する意向を示した。
長谷川有理市議は、図書館を核とした複合施設に関し、具体的な運用計画や地域との連携について質問され、特にニーズに適応した形での施設運用を約束した。総じてこの会議は、地域の利害及びニーズを反映した議論が展開された。