令和5年3月17日、小千谷市議会が第1回定例会を開催し、多くの重要な議題が取り上げられた。特に今冬の大雪の影響や除雪対策、さらに市の将来ビジョンに関する議論が注目を集めた。
市政に対する一般質問が行われ、久保田陽一議員は今冬における雪害について質問した。これに対し、宮崎悦男市長は、昨年12月の豪雪時には多くの自衛隊員が出動し、迅速な除雪活動が行われたことを強調した。市長はまた、「今冬の降雪による交通障害情報の発信が有効に機能した」と述べ、より一層の情報共有体制の強化についても言及した。
次に、長谷川有理議員は「女性や若者が活躍する小千谷に関する施策」の実施について質問した。市長は、特にU・Iターン施策や子育て支援の充実に向けた新たな取り組みをプランに盛り込み、具体的な施策の実施を示唆した。長谷川議員は、地域参加型の事業や大学との連携を強化し、女性の就業環境を改善する重要性を訴え、教育長もそのポイントに賛同した。
駒井和彦議員は、企業誘致およびSDGsの取り組みについても言及した。市長は、「今後、半導体関連の企業が新たに進出してきたことを機に、地域全体の活性化を図る必要がある」と述べ、具体的な施策に対する思いを語った。
最後に、受けた質問には、特定空き家対策の現状に関して、是正措置を講じる姿勢が示された。議会は、今後の施策推進にあたっても市民の意見をしっかりと汲み取り、安心して暮らせる街づくりを目指す決意を見せた。再生可能な地域の持続可能な発展が求められる中で、小千谷市の取り組みは今後ますます注目されるだろう。