令和5年9月22日、小千谷市議会第3回定例会が開催され、議案3件及び発議案2件など計25件の案件が審議された。
特に注目されたのは、議案第71号「小千谷市火災予防条例の一部改正」や、議案第72号「2023年度一般会計補正予算第3号」である。これらの議案は、全て原案通りに可決される運びとなった。
議案第71号について、総務文教委員会の報告を受けた平澤智君は、「市内の該当設備の状況などが十分に考慮され、無事に可決された」と強調した。また、議案第72号においては、歳出内容に関する質疑が交わされ、公共交通や農業支援対策に関する意見が述べられた。
内山博志君は議案第77号において、「市民生活の厳しさをなめたらいけない」とし、過去の決算に基づく積立金の利用や施策への財源の積極活用を求めた。
加えて、「私立高校への学費助成の増額・拡充を求める意見書」が可決されたことが、市民の支持を得るための一歩として重要視されている。
長谷川有理君は「学校給食費無償化に関する意見書」の提案に際し、経済的負担の軽減と教育条件の現状について言及した。彼は、無償化がもたらす教育的利益に期待を寄せつつ、その実現に向けた具体的な課題も指摘した。これに関連して田中淳君は、特定失踪者の法的地位について質問し、問題の複雑さを浮き彫りにした。
会議は、市長の謝辞と共に終了したが、今後も地域の発展を見据えた施策の推進が期待されている。議員たちは、議論を通じて市民の視点に立った政策づくりを進めることに意欲を示している。