令和5年小千谷市議会第4回定例会が12月4日に開催され、議案の審議が行われた。
市長の宮崎悦男氏は、提案された議案の概要を報告した。今回の定例会では、条例改正が4件、補正予算が8件、契約に関する議案が2件、指定管理者に関する議案が2件、規約の変更が1件を含む計17件の案件が上程される予定であった。
特に、議案第93号の小千谷市手数料条例の一部改正については、地方公共団体の手数料基準の改正に伴うもので、戸籍謄本や電子証明書の手数料について規定が追加される。議案第94号は、総合体育館の利用促進を目的とした利用料金の見直しに関するものであり、サブアリーナの使用料体系を改正することが含まれる。
また、議案第95号の小千谷市火災予防条例の改正は消防法施行規則の改定に合わせたもので、蓄電池設備に関連する基準の見直しが行われる。
一方、補正予算については、歳入歳出それぞれに5億1,873万円を追加し、一般会計の総額を239億5,923万円とするもので、人件費の増減や、マイナンバーカード、戸籍関連の電算システム改修に伴う費用が含まれる。さらに、緊急支援のための給付金に関する経費の増額も提案されている。
契約関連の議案では、図書館等複合施設新築工事に関して、当初契約に含まれていなかった備品に対する変更契約が提案されている。
最後に、議案第108号として、新潟県市町村総合事務組合の規約変更案も審議され、地方公共団体数の減少に伴うものであった。また、若者の老齢基礎年金改善を求める請願や健康保険証の存続を求める請願も取り上げられた。
今回の定例会は12月25日まで続く予定であり、重要な審議が行われる見込みである。