令和6年2月26日、令和6年小千谷市議会第1回定例会が開催された。
出席議員は16名で、全員出席のもと議論がスタート。まず、宮崎悦男市長が、施政に関する方針説明を行った。市長は、令和6年度の予算編成に際し、特に人口減少対策に焦点を当て、施策の展開を強調した。また、福祉や教育など市民のニーズに敏感に反応した施策を通じて、「誰もが安心して暮らせるまち」を目指すと力を込めた。
続いて、令和6年度一般会計予算案についてが提案され、総額204億7,000万円となる見込みが示された。前年度と比較して7.9%の減少であり、その主な要因としては、図書館等複合施設整備事業の工事費の減額が挙げられている。特別会計の状況も概説され、国民健康保険特別会計は対前年度比0.3%増の78億7,218万3,000円を見込む一方、介護保険特別会計は減額を予想している。
一方、議案第9号と第10号において、昨年度の一般会計補正予算についての専決処分が報告され、ここでも市長がその必要性を訴えた。特に、物価高騰に対応した緊急支援や復旧支援経費が課題となっており、多くの予算が承認を受ける必要があることが取り上げられた。
さらに、多くの条例案が審議される中で、特に小千谷市議会の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の改正が注目を集めた。これは、議員の月額報酬を一律5,000円増額するもので、施行日は令和6年4月1日となる。
議会運営委員長による進捗報告では、施策の具体的な取組についての進展状況が示され、各委員長の報告が続き、具体的な議案の審議へと進んだ。
最後に、従来の日程で公共施設利用の協定や指定管理者の変更・指定についての議案が上程され、長岡市との連携が強化される予定である。
また、新たに任命された教育長及び教育委員会委員についても報告され、地域に根付いた教育施策推進への期待が寄せられた。