令和4年3月18日、令和4年第1回小千谷市議会定例会が開かれ、市政に対する一般質問やロシアによるウクライナ侵攻を強く非難する決議が行われた。
一般質問では、森本恵理子議員が雪を楽しむまちづくりについて提言した。雪国特有の課題に直面する中、人口減少を食い止めるためには、雪との共存を考えた施策が求められると強調した。特に、克雪都市宣言を見据え、市民の日常生活における雪処理の負担を軽減する取り組みが重要であると訴えた。
ふるさと納税については、森本議員がその拡大に向けた施策を要求。ふるさと納税専任職員を設置することや、寄附者に対する情報発信を更に強化する必要性が示された。さらに、県や過去に小千谷と関わりのある団体へのアプローチによって、寄附額の増加を目指していく考えが示唆された。
また、大矢弘光議員の質問では、行政手続きのオンライン化の進展と課題が取り上げられ、手続きや手数料のデジタル化の必要性が強調された。特に、高齢者のためのIT教育が重要であり、地域の誠実な支援が求められるとも述べた。改善の過程で、過去の方法に固執することなく柔軟な考えが必要であることが確認された。
信濃川流域広域幹線道路の建設に関する質問では、施設の整備が地域経済や生活にどのように貢献するかが問われた。市長は、既存の道路網の改良が優先されるべきとしながらも、新たな計画についても構想は持ち続ける必要があると述べた。
最後に、ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難する決議が全会一致で可決された。市民の平和のために、このような不当な行為を繰り返させないための決意が示された。
このように、議会では数々の重要な議題が討論され、地域の未来に向けての施策が進行中であることがうかがえる結果となった。