令和2年第3回小千谷市議会定例会が9月24日に開催され、19件の議案が審議された。
主要な議案には、令和2年度一般会計補正予算や、令和元年度決算の認定が含まれる。
特に注目される補正予算では、パンデミックに際した対応が強調され、必要な支出が計上された。
議案第76号の令和2年度一般会計補正予算では、総務費や衛生費に関する質疑が行われた。議員からは、医療機器の整備や新たなPR戦略についての発言があり、「新型肺炎対策を十分に進めてほしい」との声が上がったと、上村 行雄総務文教委員長が報告した。
次に、議案第80号、令和元年度小千谷市一般会計歳入歳出決算認定についても熱心な審議が行われた。
行雄氏は、教育や福祉に関連する重要な施策について、多くの議員が質疑を行ったと述べ、特に子育て支援や障害者支援の充実を指摘した。
続く議案では、私立高校生への助成を求める意見書が各議員より挙げられ、経済的負担を軽減する努力が求められた。
平澤 智氏が述べたように、「私立学校との公私間格差が大きく、教育の平等が脅かされている」との懸念が広がっている。
また、新型肺炎問題の影響を受ける市民に対する共生社会実現の決議が賛同を得て、可決された。
長谷川 有理氏は、感染者に対する偏見が社会の分断を招くことを指摘し、理解と支援の重要性を訴えた。
このように、多岐に渡る議案が審議される中で、地域の暖かさを維持するための姿勢が示された。
市議会は、これらの課題に真摯に向き合い、連携を続けていく意向を表明した。