令和2年12月2日、小千谷市議会第4回定例会が開かれた。
議事日程には、職員の給与や各種条例の改正を含む23件が上程され、様々な議案が審議された。
大塚昇一市長は、この定例会に提出した議案の概要を説明した。まず、議案第99号では、小千谷市職員の給与に関する条例の改正が提案され、保育園長の職務級が3級から4級に変更される内容が含まれている。
次に、議案第100号では小千谷市入湯税条例の一部改正が説明され、租税特別措置法及び地方税法に伴う文言の整理が行われる。
また、議案第101号では、国民健康保険税条例の改正が提案された。これは個人所得課税の見直しに伴う軽減判定所得基準の変更を内容とする。
議案第102号では、市民の家条例が改正され、利用者負担の適正化を図るために芝生広場の有料化が図られる。
その他にも、議案第107号から議案第114号にかけて、令和2年度の各種補正予算が提案され、特に人件費の補正が取り上げられ、当初予算からの変更が求められている。
重要な議案としては、指定管理者の指定に関する議案が挙げられた。住民センターや吉谷トレーニングセンターを含む多くの公の施設が、その指定管理者の指定を求められており、地域住民との関わりが深い内容となっている。
また、請願第4号に関しては、「種苗法一部改正案の撤回を求める意見書」が議論され、多くの議員が賛成意見を表明した。特に、農家の自家採種の権利に関する問題が強調された。議員らは、自家増殖の禁止は農業への影響が大きいとし、国の法律改正に対して懸念を示した。
小千谷市では、地域の農業を支えるため、今後も議会が重要な役割を果たしてゆくことが期待されている。