令和5年6月26日に開催された小千谷市議会第2回定例会では、重要な議案が数多く審議された。
議案の中で特に注目を集めたのは、小千谷市税条例の一部改正である。本条例は、森林環境税や新設の電動キックボードに関する税制について見直される。総務文教委員会の報告によると、審査の過程で森林環境税の税収見込みや軽自動車税に関する意見が出され、全員一致で可決された。
また、行政手続に関する特定の個人を識別するための番号の利用についても審議が行われた。この条例改正は、生活に困窮する外国人に対する支援を目的としており、今後の周知方法にも注目が集まっている。特に、外国人の定義とその対象数に関する質疑が行われ、再び全員一致での可決となった。
さらに、令和5年度の一般会計補正予算も審議された。補正予算は主に、市の財政調整や各種事業の資金確保を目的としており、特に農業振興事業や商工振興事業に関する質疑が多く寄せられた。市企画政策課長は、農業関連の新事業や農林水産業の経営安定策の必要性を強調した。
議案の中では費用負担についても質疑が相次ぎ、市長や関係者から市民の不安を解消するための広報活動の強化が約束された。
さらに、請願第1号に関しては、30人以下の児童学級実現についての意見書が提出され、賛同が得られた。過去の資料に基づき、受益者の負担軽減を図るべく、国の制度の見直しも要求されたことが話題となった。
消費税インボイス制度についての意見も、議員から強い反発があり、影響を受ける中小事業者や個人事業主を守るための措置を求める声が上がった。また、請願第2号については、採択が見送られ、議論を呼んだ点も注目された。
最後に、市長は定例会の閉会挨拶で、議会運営の重要性や市政運営への意見を称賛し、次なる活動へ向けた意気込みを述べた。各議案は全て原案通り可決されたことで、今後の施策に大きな影響を与えることとなる。