令和2年小千谷市議会第3回定例会は、令和2年9月1日に開催された。重要な議題が数多く上程され、特に補正予算案は大きな重点が置かれた。
初日より、補正予算に関する議案が数件上程されており、特に「令和2年度小千谷市一般会計補正予算(第5号)」が専決処分として採決された。この補正予算は、新型コロナウイルス感染症に伴う経済対策を含むもので、議会により承認される。
市長の大塚昇一氏は、「この補正は市民生活を守るための重要な施策であり、迅速に対応が求められる」と強調した。議案第76号の補正予算(第6号)も予算総額226億5,315万5,000円を設定し、商工費等での支出が含まれていると説明され、議員からの質疑もなかった。
議案第77号の国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、介護保険特別会計補正予算(第2号)、後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)なども一括して上程され、健全な財政運営が望まれる中、特に医療関係の予算確保についての議論が交わされた。
また、令和元年度の決算認定に関する議案も複数上程され、実質収支が黒字であることが確認された。具体的には、一般会計で7億4,487万円の黒字に加え、各特別会計も健全な運営が報告された。監査委員からも、決算は適正に処理されているとの報告が行われた。
さらに、市長は最新の報告書を基に地方の財源強化や、さまざまな政策が進行中である旨を説明し、特に新型コロナウイルス対策としての様々な施策が進んでいる点を強調することにより、先々見通しについての理解を求めた。
その後、教育委員会委員の任命、そして地方財政に関する意見書の提出についても審議が行われ、全議案が順調に進行された。特に発議案第4号では、地方財政の充実・強化を求める重要性を訴えた発言が聴かれた。これは全議員の支持を得て可決され、未来の地方財政の安定に向けての一歩が踏み出された。