令和3年12月定例会議が開会し、町の行政や議会活動についての報告が行われた。
まず、町長の神田一秋氏が新型コロナウイルス感染症に関連する現況と対策について報告した。ワクチン接種が進み、現在では3回目接種に向けた準備が進められていることを強調した。特に、介護資格取得支援助成金や灯油価格高騰緊急支援事業についても言及。この灯油助成金は1世帯当たり1万2,000円を予定しており、対象となる世帯へ迅速に支給することを目指している。
次に、一般質問において五十嵐隆朗議員が指定避難場所の安全性について質問した。彼は、既存の避難施設の老朽化や危険構造に対する不安を訴えた。町長は、市町村対策として避難所の運営や改善に取り組んでいるとし、今後改修や新たな避難所を検討していくと述べた。
また、質疑の中で宮澤直子議員は阿賀町の農業について質問を行った。特に、高齢化が進む中で農業の担い手不足が深刻であると指摘した。町長は新規就農者の確保や地域おこしの施策を進める考えを示した。
最後に、長谷川眞議員は公共交通網の整備について質問。特に、地域の利用者ニーズに応じたデマンドバスの運行や、その普及が求められると訴えた。町長は、阿賀町の交通体系を見直し、必要な改良を行っていく意向を示した。
今後も、住民の生活に密着した施策や公約に基づく対応を進めることが求められている。