令和元年の阿賀町議会定例会が6月19日に開催され、様々な議題が討議された。まず、神田一秋町長が冒頭で、昨夜発生した山形県沖の地震について説明を行い、阿賀町内では被害がなかったことを報告した。この地震により、特に安全確認の必要性が再認識された。各課からの情報と緊急対応が求められる中、議会は本日の議案に入った。
続いての議議題では、一般質問が行われ、主に町民の安全や福祉に関する議論が交わされた。小池隆晴議員は、阿賀町のまちづくり課についての進展や、株式会社上川温泉の問題について厳しい意見を述べた。特に、上川温泉の経営に関して、採算性の見直しが求められ、町が直営化に向かう方針を示したことは、福祉面への影響が大きいと懸念されている。
さらに、入倉政盛議員が公共交通網の形成計画について尋ねると、町長は現在の状況を認識していると答え、地域住民の足としての公共交通の必要性を強調した。来年度の運行計画についても精査し、利用者の意見を反映させる準備があるとした。
喜ばしいことに、地域住民の協力によるボランティア活動や、郷土を深く知った職員が地域に寄り添う姿勢は、自発的な動きが町にも好影響を及ぼすと期待された。