令和2年8月の阿賀町議会定例会が開催された。
今回の会議では、補正予算や建設工事契約、財産取得についての重要な議案が審議されました。
特に、令和2年度阿賀町一般会計補正予算(第5号)が大きな焦点となり、神田町長が詳細を説明しました。
この補正予算は主に新型コロナウイルス対策を含む災害対応のためのもので、歳入歳出予算をそれぞれ1,120万円追加する内容です。
町長の神田一秋氏は、遊覧船の改修や豪雨災害への対応として職員の時間外勤務手当が必要であることを強調しました。
また、国の地方創生臨時交付金を活用した感染症対策への支援も進められていると述べ、町民負担の軽減を目指す考えを示しました。
質疑の場では、5番の小池隆晴議員が遊覧船の運営状況について質問しました。
これに対して、まちづくり観光課の眞田政弘課長が、現在の状況やリスク管理について詳しく説明しました。
特に、イザベラ・バード号の運行再開に向けたさまざまな安全対策が導入されるとのことです。
さらに、議案第61号として建設工事請負契約の締結が行われました。
神田町長は、古岐橋の拡幅改良工事について、地元企業が落札した意義を述べました。
この工事では橋梁の幅が現在の4メートルから7.25メートルに広がり、交通の安全性が向上することが期待されています。
また、議案第62号では学校向けのタブレット端末購入が話題となりました。
この事業は、国のGIGAスクール構想に基づき、町内の全ての小・中学校にタブレットを配備するもので、将来的な教育環境の整備が図られます。
受注したのは株式会社NS・コンピュータサービスで、価格は2,860万円に設定されています。
はじめに提案された議案はすべて賛成多数で可決され、全員協議会でのさらなる議論が期待されます。
議長の斎藤秀雄氏は会議の閉会を宣言し、参加者への感謝の言葉で本日の会議が終了しました。