令和5年5月11日、阿賀町議会の第1回定例会が開催された。
議事日程は広範囲にわたり、初めに会議録署名議員の選任から始まり、各常任委員会の委員選任が行われた。また今回の会議では、五泉地域衛生施設組合議会やさくら福祉保健事務組合の議員選挙が一括議題に挙げられ、全議員の異議なしで進められた。
特に注目されたのは、令和4年度の補正予算に関する承認を求める案件である。町長の神田一秋氏が「この補正予算は災害復旧事業などに基づき、歳入歳出それぞれに約3億9,390万円を追加するもので、最終的には136億700万を超える予算に関するものである」と述べ、議会の承認を仰いだ。その後、質疑応答においては、議員からの質問に対し町長が丁寧に答えていた。
次に、年間を通じて使用されるごみ袋の購入に関する議案が浮上した。議会では、過去の実績や現在の市場価格を考慮しつつ、入札を経て、今後も同じ業者を利用することが承認された。このごみ袋は大袋、中袋、小袋の3種類が発注され、市内販売店を通じて提供される予定である。
また、救急車両や救急資器材に関する購買も議題に上がり、「新たに更新される高規格救急自動車にも、より高度な医療機器が搭載され利便性が高まる」という説明があった。これにより、救急活動の効率化はもちろん、住民の安心安全も強化される意向が示された。特に高規格救急自動車は、経年劣化の進行した旧車両の代替として導入されるもので、その必要性を強調された。
今回の会議は、町の生活と安全を支えるための重要な議題が多く取り上げられ、来る施策が町民にとって良い影響を与えることへの期待が寄せられている。議会は活発な討論が繰り広げられ、全体の合意形成が図られつつある様子が印象的だった。