令和2年2月27日、阿賀町議会において、令和元年度一般会計補正予算が審議された。
本議会では、町長の神田一秋氏が補正予算の詳細を説明。至急に対処すべき道路維持工事や災害復旧経費が主な内容となっている。特に、異常小雪により道路維持に影響が出ており、緊急的に50か所に対する舗装補修工事が計画されている。
神田町長は「異常小雪で除雪作業が少なく、それによる地域経済への影響を重く見ている」「今回の補正予算は主に道路維持や災害復旧を目的としている」と強調。この中で、今年度における除雪作業が過去3年平均の2%程度であったことを報告している。
また、議員から質問が相次ぎ、特に除雪作業に関する労働者の技術面が指摘された。石田守家議員は、「業者により効率的に作業させてほしい」と注文。この質問に対し、大江修逸建設課長は、新しいオペレーターが多くいることを指摘し、業者に注意を促すことを約束した。
さらに、コスト配分についても議論され、高い工事と安い工事の金額差に触れつつ、業者数や契約形態について確認が取られた。長谷川眞議員は「発注業者に地元業者を優先的に考えて頂きたい」と述べ、地域経済への配慮を求めた。
議案第3号は採決の結果、賛成多数で可決。今後も阿賀町の道路維持と地域復旧活動が進展することが期待されている。町長は、災害からの復旧に際し、「ふるさと納税を今後に生かしていきたい」という考えも示した。