令和4年3月11日、阿賀町議会は定例会を開き、19件の議案を審議した。特に、令和4年度予算案に関する議案が多くの関心を集めている。
議案第14号の令和4年度阿賀町一般会計予算は、歳入歳出それぞれ118億2,000万円とし、前年度比0.8%の増加を見込む。神田一秋町長は、「この予算案は町民サービスの向上に欠かせないものであり、魅力的な町づくりに寄与することを願っている」と述べた。
また、議案第15号から第22号にかけては、国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険、診療所、下水道、スキー場、水道事業に関する特別会計予算が一括して上程された。これらの予算では、特に子育て支援、安心安全なまちづくりに対する取り組みが強調されている。
神田町長は、歳出予算について子育て支援に重点を置き、「新たな事業や継続事業の見直しを実施し、町民が安心して暮らせる環境を提供することが最重要である」と強調した。
さらに、議案第28号の阿賀町学校施設整備基金条例の制定が可決されたことも注目される。この基金は、学校施設の整備を効率的に進めるための重要な手段だ。
指定管理者の指定については、議案第23号において、既に指定されている管理者を再指名することが提案された。この件に関しては、保険制度の今後に対する影響も懸念されており、引き続き必要な見直しが求められている。
また、旧慣使用権の廃止に関する議案第24号や財産の減額貸付について提案された議案第25号も可決。これにより、地域活性化や町民の生活水準向上に寄与することが期待される。
最後に、阿賀町職員の給与に関する条例の一部改正についての議案第29号や育児休業等に係る条例改正に関しての議案第30号の可決も行われ、今後の職員待遇の改善が図られている。これにより、職員の雇用安定やモチベーション向上に寄与することも期待されている。