令和5年6月、阿賀町議会定例会において、観光の未来及び防災行動計画に関する議論が行われた。特に、観光に関する活動やその運営体制についての問題が提起された。観光協会は一般社団法人として活動しており、その存在意義や役割、町との関係が再評価される必要があると述べられた。特に観光協会の独立性を保ちつつ、町がどのように連携し `観光振興`を進めるかが重要であるとの意見があり、議会内でも積極的な関与が求められた。
また、観光協会の現状について、昨年度は様々なイベントが盛況であったが、その運営内容や成果があまり見えてこないという声が上がった。町長は、今後官民連携を強化し、特にイベントの際には観光協会がもっと先頭に立って活動する必要があると答えた。観光の振興は地域への誘客にも影響し、経済を活性化させる重要な要素であるため、一体感を持った活動が求められている。
防災行動計画に関しては、自主防災組織の設立状況が示され、現在86の地区での組織化が進んでいるという報告があった。非常時には地域内での連携や、自分たちの生活を守るための行動が求められるが、今後はこれらの組織が果たす役割の強化が課題とされている。また、防災活動における資機材の整備状況や備蓄品についても言及され、特に新潟ごはんの備蓄状況についても話題になった。
町長は、補助金を積極的に活用し、地域防災の体制を強化していく意向を示し、有事の際の支援や資機材の配置についての工夫が必要であると強調した。また、地域の特性に応じた自主防災組織の運営支援を行い、町民が安心できる生活を守るための施策が今後も続けられることとなった。