令和3年6月16日、阿賀町議会の定例会が開会した。出席した12名の議員は町の重要な議題について様々な意見を交わした。特に、町長の神田一秋氏が行った行政報告では、東京オリンピックの話題とともに、町内での新型コロナウイルス対策に言及した。
神田町長は、オリンピックの聖火リレーが町内で行われたことを感謝し、町民に期待を寄せた。さらに、町内でのコロナウイルス感染の拡大を懸念し、感染者の追跡や予防策の強化に言及。ワクチン接種の進捗についても説明し、65歳以上の接種率は83%に達する見込みだと発表した。
また、議員たちは町内の学校教育や地域振興に関する質問に対して、教育長や町長が答弁。特に、阿賀町黎明高校については、町が今後の成長に向けた取り組みを続ける意向を強調した。加えて、町内での部活動の活動状況や通学路に関する意見も交わされた。特に部活動の維持が難航している現況に対しても町は深刻に受け止め、地域全体での支援を呼びかけた。
最後に、山菜や地域の特産品の観光資源としての可能性についても議論され、町は今後その活用法を模索していく姿勢を示した。山菜を公に知ってもらうため、健康的な食品としての特性を活かしたプロモーション活動を進める方針であるとも述べた。
コロナ禍における町の取り組みや教育の支援、地域資源の活用に向けた意見が飛び交い、議員たちが協力し合いながら町の未来を切り開いていく姿勢が感じられた。