令和4年4月に開催された阿賀町議会の定例会が、町の発展と住民福祉向上を目指して重要な議案を取り扱った。
会議では、神田一秋町長が令和3年度の一般会計補正予算案を提案。歳入歳出をそれぞれ134億5,865万6,000円に増額することが議題となった。この補正には特別交付税の確定に伴う財源を追加しの内容で、特に財政調整基金に余剰金から1億2,405万6,000円、町有施設建設準備基金に2億円を積み立てる計画が示された。
町長は春の忙しい時期に全員出席を感謝し、予算における透明な使途を強調。五十嵐隆朗議員が具体的な建設計画について質問。これに対し、野村秀樹総務課長は、文化福祉会館の建て替えに関する協議が進行中であると答え、住民の期待に応える意向を示した。
また、町民生活課長の阿部有一氏は、地方揮発油譲与税が全国の動向に基づくこと、個人住民税が所得税の控除延長に伴い改正されることを説明。それぞれの質疑に対し、専門的な情報とともに理解を求めた。
新たに提案された阿賀町介護保険条例の一部改正も議題に上り、町長は新型コロナウイルス影響での保険料減免措置を尽力する意向を示した。これに関連して、議員からも今後の運営方針や管理について質疑が相次ぎ、実質的な住民サービスの向上に向けた意見も交わされた。
最後に、令和4年度の一般会計補正予算が原案通り可決され、今後の施策に向けた重要なステップが確保された。議会は住民の声に耳を傾けつつ、引き続き地域改善に尽力していく方針を示し、会議は散会となった。