令和元年6月20日、阿賀町議会の定例会において、いくつかの補正予算が提案され、承認を受けた。
まず議案第39号の一般会計補正予算について、神田町長は歳入歳出をそれぞれ3,430万3,000円増加させるとの説明を行い、各項目についての具体的な支出計画が示された。特に、職員人件費や文化福祉会館のプロジェクター購入費が注目を浴びた。
小池隆晴議員は、この投資が当初予算に計上されていなかった点から、計画性に課題があると指摘した。また、斎藤栄議員は高額備品購入の必要性を問う声を上げた。反対の意見も多かったが、一部賛成の議員は、住民の要望に応じた柔軟な対応の重要性を強調した。
次に、議案第40号の国民健康保険特別会計補正予算については、128万円を追加する形で、医療サービス提供のための財源が増加する見通しとされている。これに続く議案第41号、42号でも、職員の異動に伴う給与費の修正が行われた。
特に議案第41号に関しては、介護保険に関する法律や制度の改正を受けて、必要な補正を適応する形で議員の支持を受け、大半が賛成によって可決された。
また、診療所特別会計の補正予算が提案された際、照明器具の交換や木の剪定など、施設維持管理における経費取り扱いについても議論が交わされた。これによって、利用者の利便性や公共性を考慮した運営体制の強化が求められることとなった。
最後に、議案第45号の町営スキー場関連の予算が提案された。ここでも、準備不足を指摘する声が挙がる中、地元観光振興に必要な議支援として、全会一致で可決された。