令和4年度阿賀町議会12月定例会が16日、開かれ、様々な議案が審議された。
主要な議案の一つである「令和4年度阿賀町一般会計補正予算(第9号)」は、歳入歳出共に総額に6億570万円を追加した。
歳入と歳出の総額はそれぞれ131億7,710万円となる見込みだ。神田一秋町長は、人事院勧告に基づく職員給与の増額と原材料の価格高騰に伴う影響を受け、電気使用料についても不足を計上したと説明した。これにより、電気料金の高騰の影響を受けた生活支援策も含まれることになる。
また、低所得者世帯に対する灯油購入費支援や、物価高騰対策の支援も含まれている。このように、複数の補助金が町の経済援助として計画されており、住民の生活を支援しようとする町の姿勢が見受けられた。
議案第69号「令和4年度阿賀町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」では、傷病手当金の追加が30万円となり、新型コロナウイルス感染による療養者への給付が見込まれている。
議案第74号では水道事業における補正予算が承認され、浄水施設の修繕費用356万8,000円が計上され、老朽化による設備修繕が計画された。
また、議員発議第2号により免税軽油制度継続の意見書が可決された。
これは、冬季観光産業を支えるため、軽油制度の廃止が経営維持の困難性を導くとの懸念から提出されたものである。こうした中、阿賀町の経済が今後どのように推移していくのか、注視する必要がある。