令和4年12月定例会は、行政区や獣害対策、道の駅阿賀の里に関する重要な議題が取り上げられた。出席した議員は、その中で町の現状と課題を分析し、具体的な対策を求めた。
最初に、行政区の在り方に関する意見が交わされた。近年、町の人口が減少し、まとまった世帯数がない区も出てくる中で、これまでの枠組みを見直す必要性があると指摘された。特に、10世帯以下の区が27も存在することから、今後の対応について議論が求められた。
次に、獣害対策が注目された。猿やイノシシによる農作物への被害が増加しているという現実に対し、効果的な捕獲方法や地域住民との連携が重要であるとの意見があった。特にニホンジカも増加していることから、早期な生息調査が求められた。
道の駅阿賀の里についても重要な議題として挙げられ、リニューアルに向けた経営戦略や地域連携の必要性が強調された。株式会社阿賀の里の経営状況や観光戦略が、町の活性化に影響を与えるため、農産物の販売やイベント開催など多角的なアプローチが求められている。特に地域の農家との連携強化が課題として浮上した。
町長は、道の駅の運営体制が十分でない現状を認識しており、町の財源を活用して積極的な施策を講じる意向を示した。また、学生への就学支援策の拡充についても前向きな姿勢を示し、将来的な施策の展望について住民の理解を得ることの重要性を訴えた。
議会上程された提案に対し、今後の方向性が議員によってしっかりと監視され、町民のための施策がさらに具現化されることが期待される。特に、町長の2期目における推進策に対しては、地域の声を基にした強固な支援が求められる。