令和4年阿賀町議会5月第1回会議が開催され、いくつかの重要な議案が審議された。
特に注目を集めたのは、一般会計補正予算に関する議案第43号である。神田 一秋町長は、この補正予算により歳入歳出それぞれに380万円が追加され、総額は118億4,880万円とすることを提案した。今回の補正予算には、新型コロナウイルスの影響を受けた低所得の子育て世帯への給付金270万円が含まれている。さらに、この計画では対象となる児童約50人を見込んでいる。この件について、長谷川眞氏から条件の詳細確認があり、町長は丁寧に説明した。
もう一つの重要な議題は、財産の取得に関する議案である。特に議案第44号においては、阿賀町の指定ごみ袋に関連する購入についての説明が行われた。阿部 有一町民生活課長によると、昨年度購入した袋の単価に比べて、全体で約60%上昇しているという。そして、最新の契約では659万650円で落札されたことが報告され、各袋の詳細な数量や、今年度の流通計画についても説明がなされた。
さらに議案第45号では、経年劣化に伴うロータリー除雪車の更新が議題に上った。若狭 孝之建設課長は、新たな除雪車が導入されることで作業効率が向上する見込みを強調した。仕様についても、最大除雪能力が2990トンで、運転席の安全を考慮した設計がなされていると述べた。最終的に、本議案も賛成多数で可決された。
続いて議案第46号では、中型スクールバスの購入についてが報告された。清野 郁男学校教育課長は、現在のバスの老朽化を踏まえ、28人乗りの新バスの導入を説明した。安全機能が充実しているほか、福祉に配慮した設計もなされているとのこと。これら全議案は賛成多数で可決され、町の運営に寄与する重要な施策として受け入れられた。各議案についての質疑応答も実施され、その内容は充実していたことが印象的であった。
この会議は、町民のための施策を進めるための意義深い内容が多く含まれていた。見守られた質疑応答により、町づくりが一層加速することが期待される。