令和元年12月6日、阿賀町議会は12月定例会を開会した。
会議では、計12の議案が提出され、その中でも特に「阿賀町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定」や「町道路線の認定」などが注目を集めた。この中で、特に重要とされたのは議案第73号の給与に関する条例であり、「この条例が成立すれば、会計年度任用職員の待遇が改善される」と神田一秋町長が述べた。
また、「町道路線の認定について」では、町長が生活道路の重要性を強調した。特に、農道や林道が日々の生活にどのように寄与しているかを説明した。具体的には、「認定される道路が町民の安全・安心に寄与する」と神田町長は述べ、近隣住民にとっての利便性を挙げた。
総務課長からは、小出地区における支障木の伐採について詳しい報告があり、「1万7845平米にわたり、3272本の木を伐採する予定」と言われ、地元の方々にとっての安全が重視されていることが伺えた。
さらに、議案第75号「阿賀町集会施設の設置及び管理運営に関する条例の一部改正」についても審議された。これにより、新規に五十島集会所が完成し、施設名を変更することが提案され、「地域の集会活動がより充実することを期待している」と小池隆晴議員は発言した。
議案第76号においては、消防団員の資格要件が改正され、具体的には「成年後見制度の適用を受ける人も団員になれる可能性が示された」。この改正に対して、神田八郎議員は、「人権尊重の観点からも必要な改正だ」とコメントした。
また、議案第78号における水道料金の改定についても触れられ、「今後、需要に応じた料金体系の見直しが求められる」と山口周一議員が言及した。
最後に、議員発議第5号として提出された免税軽油制度の継続を求める意見書案についても、全会一致で可決された。これにより、スキー産業への影響を懸念し、国に要望を行う動きが進められた。
今後の取り組みに対して、安定した生活基盤の確立が期待されており、住民の声がより反映された政策形成が求められている。