令和5年3月10日、阿賀町議会の定例会が開催され、令和5年度予算案が審議される重要な会議が行われた。
今回は主に一般会計予算が大きな議題となった。町長の神田一秋氏は、一般会計予算の総額を多くの新規事業を含めた130億円と発表した。これは昨年度と比べて10%、およそ11億8,000万円の増加である。また、具体的な施策として、デジタル技術の導入や人材確保策が言及され、地域における持続可能な発展が期待されることが強調された。
さらに、特別会計に関する各議案の説明も行われた。注目すべきは阿賀町国民健康保険特別会計予算であり、こちらは12億8,640万円と算定され、前年同期比は若干の減を示した。一方で、後期高齢者医療や介護保険に関する特別会計も同様に審議され、医療費の助成制度やサービス向上に向けた施策が提案された。
そのほか、災害時に役立つ公の施設に対する指定管理者の指名や、町営土地改良事業経費の賦課徴収に関する議案も上程された。これらは町の基盤づくりにも関わる重要な内容であり、地域社会の発展に寄与することが期待されている。
新年度の予算案は、今後、予算審査特別委員会への付託が決定され、綿密な審査が行われる予定であり、市民にとってもますます注目される場面であろう。