令和4年1月31日、阿賀町議会の定例会が開かれた。
この日、最も注目を浴びたのは、令和3年度阿賀町一般会計補正予算に関する議案である。
神田 一秋町長は補正予算案を提案し、歳出予算の総額は128億2,270万円に達することを説明した。
特に新型コロナウイルス感染症関連の項目として、町民税非課税世帯への特別給付金制度が盛り込まれている。
この制度は対象世帯約1,780世帯に対し、1世帯あたり10万円の給付を予定しており、合計で約1億8千万に上る。
非常に重要な経済支援策である。また、公共施設での感染予防経費や、施設の修繕費も盛り込まれている。
さらに、この会議では、株式会社上川温泉に関連する権利の放棄についての議案も提出された。上川温泉が破産手続きに入ったため、町が持つ債権、約4,752万7,000円の権利放棄を強いられることになった。
その際、神田町長は町民や議員に深くおわびの意を表した上で、この問題に対する責任を表明した。
町長はその後、自身の給与を30%減額する旨を提案。これにより責任感や透明性を示す姿勢が強調された。
また、長谷川眞議員からは、過去の対応について厳しく精査する必要性も指摘された。